今回は神回でした。
 海軍つながりでナタリーの旦那の友人である潜水艦の軍医が現れ、モンクさんともども潜水艦に調査に向かい、180秒だけの約束がそのまま出航してしまってモンクさんが発狂するという話でした。


モンクさんのつもり

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< ベル先生マンセー
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 発狂したモンクさんは、即座に妄想ベル先生を脳内に作り上げ、閉所恐怖症への順応を図ります。
 この事は、ベル先生への信頼がクローガー先生のそれに等しくなっている証でありましょう。
 ハイジ症候群とも言うべき、この妄想脳内具現化の面白さは、ハイジにおけるフランクフルト編と同等ですが、ロッテンマイヤー地獄と違う点は周囲の潜水艦乗組員もその事をある程度理解し、適当にあしらうようになるという、モンクさんの(自分では気づけない)悲しさが拍車をかけていると思います。
 ロッテちゃんのように怖がったり、怒ったりするのが当然ですしね。ナナメ上を行くという点で重要な選択肢だと思います。


 結局、事件解決後、本物のベル先生が桟橋で待っていて、妄想ベル先生と本物のベル先生が対面する事はないのですが、モンクさんの言動から妄想ベル先生の存在を察して話を合わせたベル先生のセラピストとしての技量はクローガー先生の狡猾さと比しても遜色ないのではないでしょうか。


 一方で、ナタリーがその軍医とイチャツキおって、なんともおぅのれぇーい!
 ベーダー怪物なら巨大化するレベル!
 せぷーんなど禁止じゃよ!
 男女七歳にして席を同じゅうせずの大鉄則を守れぬ者は、アンブローズと同居一週間の刑じゃよ!
 まあ、しかし、考えてみると、ナタリーとしても、そろそろジュリーが片づきますし、再婚を考えてもいい頃なのかもしれませんね。
 ただし、シャローナの例からして、例え、そうなったとしても、確実にエイドリアン・モンクという悪魔が蹴散らしてくれるとアタイ信じてる。
 ……果たして、本当にクリスマスにマシュマロ食いに戻ってくるのか。それまでに潜水艦沈没希望。


 今回は警部がお休みで、デコッシャーが普通に刑事してました。デコってない。むしろ、妄想ベル先生がどういう経緯で発生したか見透かして順応してました。いつもならしつこく問いただすのに。
 潜水艦のCG面で割りとがんばってましたので、その辺の予算の関係で警部が休みだったんじゃないかなと、スターウルフにおけるエースのジョー的な邪推をしてみる。ベル先生も出ずっぱりでしたしね。


 で、今回も経緯はこうですがなかったのですけど、もう止めちゃったのかしら。
 それは型にハメなくても良くなったというモンクさんの成長なのかしら。
 それにしちゃあ、久しぶりにスイッチをイジってたけど。