分かった気がした。
 ガンの字が輪をかけてヘタレになったのは、ガンの字がドロン子さん化したんだと思うのよ。
 BSアニメ夜話でも言ってたけど、ドロンボーが斬新だったのは、力自慢のトンズラー氏、科学力のボヤッキー氏に対して、ドロン子さんは悪知恵と要領の良さとお色気しかないって事なんですね。
 それ以前は、例えば、キャシャーンにはブライキングボスという優秀なボス*1がいて、バラシン、サグレー、アクボーンという失敗するための子分がいました。つまり、優秀なボスの作戦を、ダメな子分が台無しにするというのがパターンだった訳ですが、栄光のベルクカッツェ様やドロン子さんは逃走や悪知恵という何か得意な事はあっても結局は子分の方が役に立つ訳ですよ。*2
 で、ですね。
 ガンの字を見てみますと、メカの才能という優秀性を秘めていながら、堕落していて役には立ちません。しかし、小うるさいサイコロ型の変なのや、お2号さんの積極性でなんとかやっていけてる訳です。
 つまり、主役のドロンボーに対し、表紙でしかないヤッター*3のキャラ立てのために、ドロンボーを模したのではないかと。
 それがいい事かどうかと聞かれたら確かに微妙なんですが、意図はそーいう事なんじゃないですかねえ。
 だから、この組み合わせなら、ガンの字はメカの素を投げるべきではないんじゃないですかね。お2号さんが投げるのが正解だと思いますよ。

*1:古城から始めた戦争が世界大戦となり、人類を圧倒していた

*2:カッツェ様は中間管理職だけど、逃走にかけては宇宙一の才能を誇る

*3:山本先生が仰っておられた当時のスタッフの認識はこうだった