えー、生来めんどくさがりで、めんどうごとは極力避けておりますが、今後の事もありますし、今まで書いてきた方に失礼かと思いますので触れさせて頂きます。
 『SRC学園のシ』についてです。
 尚、海斗氏は、以前、「内容に言及されたら断筆する」という趣旨の事を仰っておりましたので、内容には触れません。


 海斗氏が公開した『SRC学園のシ』というシナリオは、SRC学園の○というシナリオシリーズの形式を無視しており、シリーズとして疑問視すべきシナリオだと思います。
 登場キャラクターを頭文字が同じキャラクターで(なるべく)統一するという事以外に、"○ではじまる気の利いた台詞で最後にシメる"という不文律がございます。(公開の数ヶ月前に明文化しました)
 私が特に問題だと思っているのは、海斗氏の『SRC学園のシ』は正しくは『SRC学園のシ 幸せのシ』というタイトルでサブタイにもこれが表示されており、シメの台詞も『シ 幸せのシ』だという事です。
 ハタメから見れば『シ 幸せのシ』は決してよく考えられた気の効いた台詞ではありませんし、冒頭でサブタイトルとして表示しておりますので、出来不出来の問題以前に最後にどういう台詞を持ってくるのかと楽しみにしておられる方の期待を裏切っていると思います。
 また、厳密には最後の台詞は、
>レン『いつまでも、二人で仲良く。;幸せに……♪』
 であり、頭文字がシではありません。(『シ 幸せのシ』はあくまでサブタイと思われる)
 確かに、今までのシリーズの中にも出来不出来、よく精査された台詞、ウチのようにいい加減な台詞、色々ありましたが、それなりに考えてきた台詞だと私は思います。
 ですが、この『シ 幸せのシ』はそういう気配すらなく、シリーズの趣旨を理解していると考えづらいです。
 仮にこれを通せば今度何をやってもいいという事になる可能性もあり、その点でも大いに困惑しております。



 以下は多少ぶっちゃけますが。
 正直、イチイチ書かなくても、ンな事分かるだろうと思ってましたが、公開前の氏のシナリオを見て、大慌てで不文律の部分を明文化した訳でして。
 海斗氏が、「『シ 幸せのシ』は精一杯考えたイカした台詞である。この台詞の出し方が従来の出し方より効果的である」と言うなら、もうこっちからは言いようがないんですが。それでも、『シ 幸せのシ』は、作中「幸せのシ」と誰も言わず、またなんの効果もないという点で他のシリーズのシメの台詞の形式から大きくかけ離れていると思います。


 あと、どうも海斗氏だけでなく周囲に誤解があるようなのでツケタシますが、私は面白かったらスプラッタでもラブコメでもノメり込む性質ですので、作品の方向性自体はどーでもいいです。