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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/12/06/04.html
あんまりこういう事は話題にしないんですけど。
これはいかんな、と。
まあ、一応隠し。恥ずかしいしな。
まず、大前提としておかしいのは、中国でもマチャアキ版(おっしょさんは夏目雅子さん)を放映してますし。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%81%8A%E8%A8%98%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
> 日本テレビ開局25周年記念番組として企画・制作。1978年は日中平和友好条約
> が調印された年であり、当時としては画期的な中国ロケが中華人民共和国中央広播事業局の協力のもと行われた。また、放送枠がNHK大河ドラマと同じ日曜夜8時であり、ひけをとらないようにと当時の金額で10億円の予算が投じられた。
>
> 1979年11月からイギリスBBCで英語吹き替え版が放送された。その後英語版はオーストラリアでも放送されている。また、中華人民共和国の中央放送局である中央電視台でも放送された。
何を今更感がプンプンと致します。
ンで。
> 中国で孫悟空役として知られる著名俳優が国内紙の取材に「民族が誇る古典が踏みにじられた」と嘆いた。
ってのは、具体的に何が気に食わんのか知らないけども、国が違えば解釈や表現ややり口が違うのは当たり前な訳でー。
香港の映画だけど、シティーハンターなんかは悲しくなるぐらいの踏みにじられっぷりですしねえ。
日本の古典を中国が扱う事はまずないだろうけど、扱う事になれば、言にあるところの“踏みにじり”が起こるンじゃなかろうかと。
というか、本来、他国で自国の古典を取り扱うって事は誇るべき事だと思うのですよ。
汎人類的に素晴らしいひとつの物語であるという証明ですし。
枕草子や源氏物語がどんなに良い物語だとしても、シェイクスピアや三国志、西遊記のように他国でも愛されているって訳でもないですし。
http://d.hatena.ne.jp/ZEON/20060715#p1
そーいう意味では、今の日本アニメは全世界に広がりまくってますけど、グレンダイザーカイザーというネーミングにおける誤解が示すように、踏みにじりというよりは違って当たり前だと思うのですよ。
*1
俺は悟空!
永遠に語り継がれる不死身の物語だ……。
俺は孫悟空!
人は俺を忘れない!
俺は永遠の命を持った!!
サクラ大戦 『新西遊記 〜命がめぐり世界が繋がる時〜』より
つーか、仮にこう言う事が頻発すると、“不死身の物語の永遠の命”を奪う事になる可能性もありますし、止めて欲しいなと。
下衆の勘繰りではありますけども、仮に交渉材料として、このような事を言い出したのであれば、かくも自国の文化、それも世界に誇る不死身の物語を踏みにじる行為を真剣に軽蔑してしまいますなあ。
昔は三国志にかぶれてましたんで、中国は嫌いではなかったんですけど、これはちょっとねえ。
話は違うけど、『ノックスの探偵小説十戒』、その五“中国人を主要な人物にすべきでない”*2なんつーのは、明らかに民族を侮辱してるんですけど、アレはどーなんですかね。