【アストロ球団】


 おっとこならおっとこならあ!!
 おとこならこそ!!


 球二死す!!


 血みどろベースボール極まれり!
 いや、もはやこれは死闘!!
 まさしく死と生を巡って争う殺人ベースボール!!


 巌流島球場に涙雨。が降る。


「ボクに、力があれば……ッ!!
 もっと、力があれば……ッ!!
 超人の力が欲しい……。
   超人の力が欲しいィィッ!!」


 雷鳴、球太を撃つ!!
 体を抜ける電撃に、球太が目覚める。
 開かなかった球太の手にこそ、アストロ超人の証であるボール型のアザがあったのだ。


 そして、打席は球三郎。
 ビリアードの要領で、殺人L字投法を弾き、キャッチャーに直撃させる戦法に出る。
 ロッテのキャッチャーは次々とエジキとなり、もはや残るキャッチャーは一人。
 かねやんの説得により、阿蘇山ヘッドを持つ殺人野球狂カミソリの竜は、止む無く普通の球を投げ、球三郎はこれをホームランにする。
 これで、アストロが11点目をもぎ取り逆転。


 最期は、球一の新魔球スカイラブ投法と竜の殺人X打法の一騎討ち。
 その最中、竜もアストロ超人であることが発覚するも、矛は納まらない。
 ……という感じでした。


 で、結局、アストロが勝ちました。


 それにしても、何故か球太ことネオ球二がヘトヘトだったのが解せねえ。


 ……もしかして、オレ、ちょっと飽きてるのかも。
 次回以降、ビクトリー編の様子。
 まー、ビクトリーの殺人技に期待。