【ショッカー史におけるコブラ男】

 駄文につき要注意。


 このコブラ男は同時期の怪人と比して、ゲバコンドルには及ばないものの能力だけは高い怪人でしたが、同時にヤモゲラス級にオマヌケなダメダメ怪人でした。

 ですが、初期怪人においてコイツほどショッカーの怪人開発技術体系に名を残した奴はいないでしょう。


 初期怪人は、単一の特殊能力しか有していない怪人が幾つかありましたが、コブラ男の場合、当初コブラ部分が延びるのと体を回転させて地中に潜る能力程度でしたが、製造に半年を要する特殊な牙を装備する事により溶解ガスを発射するという“能力拡張”を前提とした改造人間でした。


 また、忌々しい本郷に敗れた後も、綾小路リツコ(オレ的呼称はリッちゃん)を利用し、動物の血液で“再生”。
 加えて、コブラ男のドジで失った溶解液を火炎放射に換装しておりました。


 しかし、この後、機能拡張や換装能力を有した怪人が極少数であった事を鑑みると、ショッカー科学技術陣ですら機能拡張や換装には懲りたようでありますw
 そんなんするんなら、デフォルト装備にしとけ、と。

 また、恐らくは綾小路リツコが行った再生手術を参考に、再生技術が確立され、トカゲロンと十体の怪人軍団などが結成されたと思われます。


 そういった意味で初期怪人の中でも有数の貢献者でありましょう。